がんばっても認められない職場で、心がすり減ってしまったあなたへ|寄り添い相談室 Vol.7
こんにちは、Tarot maRの占い師Reenaです🌸
毎週木曜日の「寄り添い相談室」では、日々の暮らしや心の中で抱えるモヤモヤに、そっと寄り添うような言葉をお届けしています。
今回のテーマは「がんばっても認められない職場で、心がすり減ってしまったあなたへ」。
きっとこれを読んでくださっているあなたも、仕事をしながら
「自分なりに頑張っているのに、報われない…」
という気持ちを抱えてきたり、このような経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
理不尽な扱い、正当に評価されない空気、誰かのミスの尻ぬぐい…
それでも真面目に仕事を続けようとしているあなたの中に、もう限界に近い疲れがたまっていませんか?
このコラムでは、そんなあなたの「つらさ」を言葉にしながら、本当の問題がどこにあるのか、少しずつ整理していけたらと思います。
どうか最後まで、自分の気持ちを大切にしながら読んでみてくださいね。
がんばっても認められない職場で、心がすり減ってしまったあなたへ
はじめに
「仕事をがんばること」が、こんなにつらいなんて…
「ちゃんとやっていれば、見ていてくれる人がいるはず」
「努力すれば、いつか認めてもらえる」
そう信じて、歯を食いしばって頑張ってきたのに現実は、そう甘くないことも多いですよね。
真面目に取り組んでいるのに、なぜか評価されない。
成果を出しても、それが“誰かの手柄”になっていたり、逆にちょっとしたミスはすぐに責められる。
理不尽な指示に振り回されながらも、職場ではいつも“良い顔”をしていなきゃいけない。
そんな日々が続けば、心がすり減ってしまうのも当然です。
周りからは「気にしすぎだよ」と言われたり、「もっと要領よくやればいいのに」と軽くあしらわれることも。
でも、がんばることを諦めるなんて、自分を否定するみたいでできなかった。
そんな優しさと責任感を持った人ほど、しんどさを抱え込みやすいのではないでしょうか。
この先の章では、「認めてもらえない苦しさ」の正体や、心をすり減らしてしまう背景にある“職場の理不尽”についても、具体例を交えてお話していきます。
あなたが「がんばりすぎなくてもいい理由」、そして「本当に守るべきものは何か」に気づくためのヒントになればうれしいです。
「認めてもらえない」つらさは、心を静かにむしばむ
職場で「ちゃんとやってるのに、認めてもらえない」と感じる経験は、思った以上に心をむしばみます。
それは、ただの不満ではなく、自分の存在価値や努力の意味そのものを揺さぶられるような、深く静かなダメージだからです。
たとえば、自分が担当したプロジェクトがうまくいったのに、上司や同僚の手柄のように扱われてしまうこと。
反対に、関係のないトラブルを「あなたがちゃんと確認していなかったから」と理不尽に押し付けられること。
真面目で責任感の強い人ほど、「自分さえ我慢すれば丸くおさまる」と考えて、声をあげずに飲み込んでしまう場面が多いのではないでしょうか。
さらに厄介なのは、こうした“認めてもらえなさ”が積み重なると、「どうせ自分は評価されない」「がんばっても意味がない」という無力感が染みついてしまうことです。
自分の気持ちを押し殺すことが当たり前になり、何をしても心が動かない。
「もっとがんばらなきゃ」と思えば思うほど、空回りして疲弊していく。
それはまるで、心のエネルギーをじわじわ吸い取られていくような感覚です。
そして、そういったつらさは他人から見えにくいため、周囲にはなかなか理解されません。
「でも給料はもらってるんだから」「そんなのどこでもある話だよ」と軽く流されてしまうと、自分の感じている苦しさすら否定されたように思えて、ますます孤独になります。
だけど。
あなたのその苦しさは、本当に“気のせい”なんかじゃない。
理不尽な環境のなかでも、毎日歯を食いしばって働いているあなたは、もう十分すぎるほど頑張ってきたんです。
次の章では、そんな理不尽な状況がどうして起きるのか、職場にありがちな「構造的な問題」にも目を向けていきたいと思います。
あなたのせいじゃない。職場に潜む“理不尽”の構造
「なんでこんな扱いを受けるんだろう」
「私が悪いのかな」
そんなふうに自分を責めてしまうこと、ありませんか?
だけどそれ、本当にあなたのせいですか?
多くの職場では、個人の努力や人間性とは無関係に、理不尽なことがまかり通る環境が存在しています。
それは、力関係だったり、上下関係だったり、長年の慣習だったり。
パワハラやセクハラなどのハラスメントが指摘・指導される時代になったとはいえ、まだまだそういった環境から抜け出せていない職場も多いです。
誰かが「そういうもんだ」と言って見過ごしてきた結果、悪い意味で“当たり前”になってしまった構造です。
そしてそれに気づいたとき、最初に傷つくのはまじめに向き合ってきたあなたのような人。
「おかしい」と思っても、声を上げればトラブルになる。
だからこそ、心の中だけで苦しみを抱え込んでしまうのです。
ここからは、そういった理不尽の中でも特に多くの人が経験している「成果を奪われる」「ミスを擦り付けられる」「雑な扱いを受ける」の3つについて、具体的な事例を交えながらお話していきます。
① 成果を奪われる
職場でありがちな理不尽のひとつが、「成果を横取りされる」こと。
たとえば、あなたが企画から提案まで丁寧に準備した仕事なのに、最終的に発表したのは上司。
「◯◯さんが頑張ってくれました」と紹介されることもなく、評価はまるごとその人の手柄になっていく。
そんな経験、心当たりはありませんか?
理不尽なのは、そのような人ほど「自分が上に立っているから当然」と思い込んでいたり、周囲もうっすら違和感を感じていても、見て見ぬふりをしていたりすることです。
誰かの手柄を横取りすることでしか、自分の立場を保てない人もいます。
それはあなたが「うまく立ち回れていない」からでも、「アピールが下手」だからでもありません。
むしろ誠実に、黙々と頑張っている人ほど、この理不尽に巻き込まれやすいのです。
でも本当は、ちゃんと見ている人も、います。
直接的に守ってはくれないかもしれないけれど、「この人、がんばってるな」と感じてくれている誰かが、きっといる。
その存在を信じることも、自分を守る手段のひとつです。
② ミスを擦り付けられる
二つ目の理不尽は、ミスを擦り付けられること。
本来は誰か他の人が担当していた仕事のミスなのに、なぜか自分が責任を負わされる。
確認したはずの資料の誤字脱字や、指示通りに動いたのに「指示してない」と言われるような場面。
あなたもそんな経験、ありませんか?
酷いですよね。成果は横取りされるのに、ミスはこっちの責任にされるなんて。
理不尽なことに、職場には「言ったもん勝ち」や「立場の強い人の言い分が通る」空気があることがあります。
本当は自分の責任じゃないとわかっていても、「言い返したらもっと面倒なことになる」と思って我慢してしまう…。
でも、それが積み重なると、心は確実にすり減っていきます。
こうした状況は、あなたの能力や努力とは無関係です。
むしろ、「丁寧で真面目」「責任感がある」からこそ、押しつけられやすいのです。
「あの人なら文句言わないだろう」「バレないだろう」といった浅はかな考えに振り回されてしまう。
だけどそれはあなたが弱いんじゃない。
悪いのは、責任の所在を曖昧にし、誰か一人に負担を押しつける空気です。
言い返せたらいいのかもしれないけど、もし責任を押し付けられたのが新人だったら…?
ミスを押し付けてきた相手が、普段から威圧的な社員だったら?
意見なんかできないかもしれない。泣き寝入りするかもしれない。
そういった不公平なことが起こらないためや
改善策を取るためにも、起こった事象についてきちんと調べて再発防止ができるような環境を作らなければならない。それは会社のやるべきこと。
公平な確認を怠って誰かに擦り付けてその場を収束させるのは、褒められたことではありません。
③ 雑な扱いを受ける
気持ちだけのがんばりではなく、結果を出していても評価されない。
真剣に意見を出しても、スルーされたり鼻で笑われたり。
仕事内容について報告や相談をしても、適当にあしらわれて放置されたり。
明らかに態度の差をつけられて、「私、何かしたかな?」と考え込んでしまう…。
就業態度や仕事への姿勢、成績が悪かったり
何か落ち度があるんだとしたらそれは指摘してくれたらいい。
指摘も指導もないままに雑な扱いを受けたらたまったものじゃありません。
ですが、そんな雑な扱いを受けた経験、少なからずあるのではないでしょうか。
雑な態度をとる人の中には、自分より目立っている人や、実力のある人に対して無意識に敵対心を持っているケースもあります。
あなたが悪いのではなく、相手の中にある「劣等感」や「不安」が、攻撃や無視という形で現れているだけ。
でもそれを受け止め続けるのは、しんどいこと。
だいたい、それをこちらにぶつけてくること自体が
おかしいことです。
誰かに話しても「気にしすぎじゃない?」で片付けられてしまうと、余計に孤独になりますよね。
だからこそまずは、「雑な扱いを受けるあなたが悪いわけじゃない」ということを、何度でも思い出してほしいのです。
「それでも、がんばろう」とするあなたへ
たとえ成果を奪われても、
ミスを擦り付けられても、
雑な扱いを受けても。
それでも「もう少しだけがんばってみよう」と思ってしまうあなたは、本当に誠実で、やさしい人なのだと思います。
仕事を途中で投げ出すことに罪悪感を抱いたり、
「自分が抜けたら周りに迷惑がかかる」と思って、
つらさを飲み込んできた人も多いのではないでしょうか。
でも、それは「がんばりすぎてしまう人」の典型的な思考でもあります。
本当はもう限界なのに、
「私が弱いだけなのかな」「もっとできる人なら違ったのかな」って、
自分に足りないところを探してしまう。
誰かのせいにしないで、まず自分を責めてしまう。
他責にしないその姿勢は、確かに素晴らしい。誰にでもできることではありません。
だけど。
そんなあなたに、心から伝えたいです。
あなたが耐えてきた時間は、ちゃんと意味のあるものでした。
そして、それでも立ち止まらずにがんばろうとしていること自体が、
誰よりもまっすぐで、かっこいいことなんです。
だからこそ、あなた自身のことを、もっと大切にしてあげてほしい。
「がんばらなきゃ」を手放すのは、甘えではなく“勇気”です。
無理を続ける強さよりも、無理だと気づける優しさを。自分自身を労わる事、自分に優しくすることを。
どうか忘れないでいてください。
本当に悪いのは「あなたのがんばり」が届かない環境
一生懸命がんばっても、認められない。
むしろ損をするような思いばかりして、
報われる気配すらない。
それは決して、あなたの努力が足りないからではありません。
問題なのは、どれだけ誠実に働いても「それを受け取る器がない」職場や上司、
あるいは評価の基準すら曖昧で、真面目な人ほど損をするような構造そのものです。
たとえば、声の大きい人の意見ばかりが通ったり、
ミスに対して責任の所在が曖昧だったり、
成果よりも「誰が言ったか」で判断されたり
そんな環境では、誰だって自信を失っていきます。
でも、そういう場所で「もっとがんばらなきゃ」と思い続けてしまうのが、
まじめで優しい人の特徴でもあるのです。
確かに、他責思考は成長しない。誰かのせいにしてばかりだと何も始まらない。
理不尽な扱いを受けたことに対して、あなた自身が
「自分のこういうところは改善するべきだな」と思う分には素晴らしいことだと思います。
確かに、直せる部分はあるかもしれません。
だけどあなたが悪いんじゃない。
こんな理不尽、当たり屋と同じです。
当たり屋に対して他責も自責もありません。
他責はよくないよねなんて、自分の成長のための言葉です。
そもそも。理不尽そのものがよくない。
あなたの価値が伝わらない場所に、無理に自分を合わせる必要はありません。
どれだけ努力しても、どれだけ自分を削っても、
「受け取る側にその気がなければ、届かない」ものもあるのです。
だからこそ、一度立ち止まって、自分に問いかけてみてほしい。
「この場所で、私は幸せになれるだろうか?」
「ここにいる私は、自分を好きでいられるだろうか?」
あなたが悪いのではない。
悪いのは、“がんばっている人が報われない構造”のほうなのです。
あなたの価値は、“評価”では決まらない
上司からの評価、同僚からの反応、数字や実績……。
会社や組織にいると、いつの間にか「評価されること=自分の価値」だと感じてしまうものです。
でも、それって本当に自分の価値でしょうか?
それだけが自分の価値でしょうか?
誰かの基準で決められる「評価」は、
状況や立場、機嫌、運、タイミングなど…
自分ではコントロールできない要素に左右されることが、実はたくさんあります。
あなたがどれだけがんばっても、
誰かがちゃんと見てくれていなければ、評価はされません。
逆に、大して努力していない人が上手に立ち回って高く評価されることもある。これ本当に見ていてもやっとしますよね。
だからこそ、あなた自身の価値まで「評価」によって揺らいでしまうのは、とても危ういことなんです。
あなたの魅力は、誰かの言葉や数字で測れるようなものじゃありません。
周りが気づかなくても、
あなたがちゃんと積み上げてきた努力や誠実さは、決して消えないし、なくなりません。
必ずどこかでその努力が生きてくる場面があります。
あなたの努力は、あなたの力になっています。
どうか、「評価されない=意味がない」と思わないでください。
社会の基準や他人の目に惑わされず、
「私はよくやってる」「私はがんばってきた」と、
あなた自身が、自分にOKを出してあげること。
それが、これからを生きるうえで何よりも強い“軸”になります。
あなたの価値は、いつだってあなたの中にあります。
それは誰にも奪えない、あなた自身の宝物です。
心の声に気づいたとき、次の道が見えてくる
ちなみに私も、理不尽な扱いを受けてきました。
責任の押し付けも手柄の横取りも雑な扱いもハラスメントも、上げ始めたらキリがありません。
社会って、それが当たり前なのかも。そりゃいろんな人がいますよね。
心も体もボロボロになり、何度も心を折っては食らいついてきましたが
最終的にたどり着いた私の対抗手段は、味方や守るべき対象(部下)を増やして、理不尽に対して言い返す度胸と、文句を言わせない実力を身に着けることでした。
だいぶ力技です。
理不尽な環境にいると、心は少しずつすり減っていきます。
でも、多くの人は「気のせいかも」「まだがんばれるかも」と自分に言い聞かせて、
本当の気持ちにフタをしてしまいがちです。
そんな中でふと、
「もう限界かもしれない」
「このままじゃ、自分が壊れてしまいそう」
そう思ったとしたら、それは“心の声”が限界のサインを出している証です。
本音に気づくことは、決して“弱さ”ではありません。
むしろ、勇気のいる選択です。
自分の気持ちをちゃんと見つめることができる人は、
これから先の人生でも、自分を大切にできる人です。
そして不思議なことに、
心の声をちゃんと聴いたとき、
次にどうしたらいいか、少しずつ道が見えてくることがあります。
・今の職場から離れること
・働き方を見直すこと
・一度しっかり休むこと
・周りに味方を探してみること
・アピールの仕方を変えてみること
そのどれもが、“逃げ”ではなく“選択”です。
あなたが「自分を大切にするために選んだ」大事な一歩です。
がんばってきたからこそ、もうがんばりすぎなくていい。
しんどさに気づけたあなたは、もうすでに新しい一歩を踏み出しています。
あなたの未来は、まだこれからです。
おわりに:あなたの気持ちに、もっと寄り添いたい(個人鑑定のご案内)
「がんばってるのに、報われない」
「私ばっかり損してる気がする」
「職場に行くのがつらいけど、辞めるのも怖い」
こんな風に思いながらも、誰にも打ち明けられず、
一人で抱え込んでしまっている人は少なくありません。
特に“仕事の悩み”は、まわりに相談しにくいものです。
・甘えていると思われたくない
・みんなも同じくらい大変なはず
・辞めたところで、次があるかどうか不安
そうやってがんばり続けてしまう優しい人ほど、心が限界を迎えるまで、何も言えなかったりします。
私は、そんな方の“気持ち”を、少しでも軽くするお手伝いがしたくて、 オンラインでのタロット鑑定を行っています。
タロットカードは、占いであると同時に、
あなたの心の中を可視化するツールでもあります。
今のつらさの根っこには、どんな気持ちがあるのか。
これからどうすれば少し楽になれるのか。
あなた自身がまだ気づいていない「選択肢」を、カードを通して一緒に探っていきます。
私の鑑定は、“当てるもの”ではありません。
ただ「未来を教えてくれる」のではなく、
“どうしたらいいか、一緒に考えていく”寄り添い型の鑑定です。
誰にも話せなかった気持ちも、どうぞ安心して打ち明けてください。
無理に前向きになる必要も、ポジティブに考える必要もありません。
あなたが今感じている“しんどさ”は、あなたのせいじゃない。
その気持ちに、そっと光をあてられる時間になるように。
タロット占いで、あなたの心に寄り添うお手伝いをさせてください。
📩 ご予約は公式LINEまたはHPの問い合わせフォームからどうぞ。
(ご相談内容が決まっていなくても大丈夫です。お気軽にどうぞ◎)
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